60代女性さま
長年自宅で飲食店を経営されていたが、コロナを機会に閉業を決意。お店で使用していた食器類や什器を片付けて欲しいとご紹介を受け、お伺いさせて頂きました。
素敵なお料理屋さんで、キレイな食器もあり、片付け費用と買取を相殺し、弊社からお金をお支払いし、お引き取りいたしました。
『また誰かに使ってもらえるなら嬉しいし、この大量の食器処分に困っていたのに、遠方まで来て、片付けてもらって、お金まで貰って申し訳ない。ありがとう。』と感謝して頂きました。
お役に立てて当方も嬉しく思いました。
60代女性さま
大量にある本を何とかしたいとご依頼をいただきました。
腰痛があり、重たい本の整理が出来ないので、本をまとめて引き取って欲しいとの事でした。
お話をお伺いすると、お子さんに読んだ本、趣味ではじめた茶道の本など、たくさんの思い出の本がありました。
できれば皆さんに見てもらいたい。とのご要望でしたので、分別し状態の良い児童書など100冊程を大阪府内の図書館に寄付いたしました。
70代女性さま
ご主人さまが入院し、息子さまも離れて暮らしているので、元気なうちに荷物を少しでも片付けたい。とご依頼。
お土産の置物と食器などが所狭しと置かれた水屋箪笥から一つ一つこれまで歩んできた人生のお話を聴かせて頂きながら作業を行いました。
その中で、箱に入ったまま収められていた、一台のブリキで作られた車の玩具がありました。
お話をお伺いすると。これは息子さまが幼い頃に通っていたお医者さまから、息子さまが小学校入学の時にお祝いとして頂いたモノとのことでした。
病弱で幼いころ毎日のように病院に通い、せめて小学生までは生きて欲しいと毎日願いながら通院したそうで、その息子さまが小学校に入学した時、お世話になった病院の先生がお祝いにと贈られたそうです。
当時は、もったいなくて、有難くて、開けることも出来ず、そのまま半世紀以上、置いたままになっていたそうです。
古いブリキの玩具は今でもとても人気が高く、高価買取させて頂ける旨をお伝えすると。
大事にしてくれる人がいるなら、お願いしますと。買取させて頂きました。
息子さまの事を聴くと、幼い時、病弱であった影響もあるのか、ご自身は現在お医者様になり多くの命を救うお仕事をなさっているとのこと。ただ忙しいようで、なかなか帰って来れず寂しいけど、人の役に立つ人になってくれてよかった。
一日でも長く生きて欲しいと願った日がまるで嘘のようだ。とお話頂きました。
40代女性さま
一緒に暮らしていたお祖母が認知症を患い、高齢者施設に入居する事に、お祖母が使っていた部屋を整理したいとご依頼。
八畳一間のお部屋でしたが、お祖母さまが嫁入り道具として使い続けた。鏡台や箪笥、思いの詰まったモノが溢れるお部屋でございました。
依頼者さまの思い出など聴きつつ作業をしていると、小さな古びた犬のぬいぐるみが出てきました。
あっ!思わず依頼者さまが声を上げました。それは依頼者さまが幼い時、お祖母さまとデパートに行った時に、ワガママを言ってお祖母さまを困らせ購入してもらったモノだそうで、買ってもらった時は嬉しくて嬉しくて、毎晩一緒に寝ていたぬいぐるみだったそうです。
依頼者さまは失くしてしまったと思い記憶の片隅にもなかったモノだったそうですが、そのぬいぐるみを発見した事により、認知症を患う前のお祖母さまに、たいへん可愛がって頂いた思い出が瞬時に蘇り、涙をこぼしておいででした。
そのぬいぐるみはまた気持ちの整理が出来たらご供養をお願いしたいと仰っていました。
認知症発症からお祖母さまに冷たくあたってしまっていた事も悔悟したそうで、そういった気持ちを思い出させて頂きました。と感謝頂きました。