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2023.05.25

心書

心書VOL:42【愚かでもいい】

心書 VOL:42
【愚かでもいい】
お釈迦さまの高弟の一人に周利槃特(しゅりはんどく)というお弟子さまがいます。
このお弟子さま、尊い覚りを得た方ですが記憶力が著しく悪く、ご自身の名前までも失念してしまうほどの方でした。
自身の記憶力に嫌気が差し、お釈迦さまに相談したところ、お釈迦さまはホウキを渡し「チリを払い、垢を除かん」と唱えながら掃除をするように言い渡しました。
来る日も来る日も、シュリハンドクは「ちりを払い、垢を除かん」と唱えながら掃除を続けます。
一心に掃除を続ける事により、シュリハンドクは覚りを得ます。
お釈迦様は、「自分のことを愚かだと知っている者は愚かではない。自分は賢いと思い込んでる者こそ愚かなのだ」とお説きになりました。
シュリハンドクが覚ったのは、ちりとは、自分自身の心の汚れ、そして垢とは自分自身の執着なのだと気づく事ができたから。と言われています。
賢い人でなくとも、誰でも覚りを得ることができるお手本となった方です。
一見愚かに見えていても、愚かではないこともあります。
想生堂

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