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2023.05.07

心書

心書VOL:24【紙一重】

心書 VOL:24
【紙一重】
3度オリンピックに出場し、銀メダル獲得経験のあるマラソンランナー、君原健二氏の「紙一重の薄さも、重なれば本の厚さになる」という言葉があります。
自身は決してエリートランナーではない。と自覚していた君原氏は全員でトラックを走る練習の時、インコースではなくアウトコースを走り続けていたそう。
インコースを行く選手より一周6メートル余計に走ることになります。
日々「ほんの少し」の他者と努力差を付けていた積み重ねが無名ランナーをメダリストへ育て上げたと言われています。
一瀉千里に目標まで達することなど有り得ません。
カッコよくなくてもいい。
何事も1日1日コツコツの積み重ねで、いつか周囲が手の届かない所まで登っているものです。
格好良く見える人ほど、人の見えないところ、影で努力し、どんどん周囲との努力差をつけているな。と感じます。
想生堂

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