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2024.06.21

心書

心書Vol.302【銀行】

心書Vol.302

【銀行】

以前このようなお話をお伺いしました。


想像してみてください。
このような銀行がもしあったら

その銀行は毎朝あなたの口座へ86400円振り込んでくれます。
ただしその銀行の残高は1日が終わる頃にゼロになります。
つまり86400円の中で使わなかった分は全てその日のうちに消されます。
あなただったらどうしますか?
もちろん毎日86400円使い切る事を考えるのではないでしょうか。

私達は一人一人全員が同じ銀行を持っています。

それは『時間』という銀行です。
1秒を1円として24時間換算したら、1日が86400円になります。
毎朝86400円(秒)が均等に与えられます。
毎晩うまく使い切れなかった「時間」は消されてしまいます。
翌日に繰り越される事はありません。
もしあなたがその日の預金「時間」を全て使いきらなければ、あなたはそれを失った事になります。
どうあがいても『時間』は誰にも止められません。
だからあなたは今日与えられた預金『時間』の中から『今』を生きないといけません。

なんとなく生きていると時間は無限に感じられ、時間の価値を軽く感じてしまいます。
しかし時間は無限ではなく、1秒ずつ『死』へ近づいています。
お金でモノは買えても時間は買えません。




当たり前の事ほど、意識しないと見えないものです。
考え方を少し変えると様々な発見があります。
有限な1秒1秒を真剣に大切に使いたいものです。


大阪 想生堂

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