コラム

心書Vol.289

【掃除】

パナソニックの創設者松下幸之助氏は掃除を仕事と同等に考え大変重要視していたのをご存知でしょうか。

掃除と言うと、「面倒ながら単純な作業で誰でもできる」。特別なスキルなど要らない事であるとイメージする方は多いのではないでしょうか。

松下氏の考えは『誰にでもできる事を自ら実践し、いかに段取りよくできるか考えることが、仕事の成長に繋がる。掃除ひとつできない人間であれば何もできない』と考えていました。

この部屋を掃除する。
としても行い方や段取り、手順は人それぞれ違います。雑巾がけより、掃き掃除をまずしよう。その前に高い棚の埃を落とそう。奥から順に掃除しよう。木目にそって拭こう。など単純な作業の中でも段取りを考え行い方を考えるうちに、それが様々なモノに応用されていきます。
決まった時間の中で効率よく考え動く練習にもなるのかと思います。
掃除もタダ掃除するのではなく、学びと考え行いたいものです。


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