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2024.01.16

心書

心書Vol.279【批判を受ける】

心書Vol.279

【批判を受ける】

他人の意見が気になります。
周りにどう思われているか気になります。
というご相談をよくお受けいたします。

寓話の中に『ロバを売りに行く親子』というお話しがございます。

ロバを飼っていた親子が、そのロバを売りに行くため市場へ出かけました。
2人でロバを引いて歩いていると、それを見た人が言いました。
「せっかくロバを連れているのに乗りもせずに歩いているなんてもったいないことだ」
指摘を受けた父親は息子をロバに乗せ、また市場に向かって歩き出しました。

しばらく行くと別の人がこれを見て
「元気な若者が楽をして親を歩かせるなんて、ひどいじゃないか」
と指摘を受けます。今度は父親がロバにまたがり、息子がロバを引いて歩きだします。
すると、また別の者が人がこの様子を見て
「自分だけ楽をして子供を歩かせるとは、悪い親だ。いっしょにロバに乗ればいいだろう」
と言います。
そして親子は2人でロバに乗って行きます。

するとまた別の人が
「2人も乗るなんて、重くてロバがかわいそうだ。もっと楽にしてやればどうか」と声をかけられます。
それではと父親と息子は、こうすれば楽になるだろうと、ちょうど狩りの獲物を運ぶように、1本の棒にロバの両足をくくりつけて吊り上げ、2人で担いで歩いて行きます。

しかし、不自然な姿勢を嫌がったロバが暴れだした。不運にもそこは橋の上であった。暴れたロバは川に落ちて流されてしまい、結局親子は、苦労しただけで一文の利益も得られなかった。


物事は捉え方で変わるモノで、周りの人は無責任な言葉をかけてくることもあります。
何が大切なのか自分をしっかりと見失わなければ、周りの声はある程度聞こえなくなるのかもしれません。

大阪 想生堂

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