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2024.01.12

心書

心書Vol.275【目的は?】

心書Vol.275【目的は?】

3人のレンガ職人のお話をご存知でしょうか。

『旅人が町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で辛そうな顔をしてレンガを積んでいました。旅人はその男に話しかけます。
「ここでいったい何をしているのですか?」

「見ればわかるだろう。レンガ積みだ!朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけない。暑い日も寒い日も、風の強い日も、来る日も来る日も。足腰は痛くなるし、ケガをすることもある。なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと楽な事は沢山あるのに。」

旅人がもう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。
「ここでいったい何をしているのですか?」

「ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事さ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。この村では家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。キツイ仕事だけど大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
旅人は尋ねます。
「ここでいったい何をしているのですか?」

「ああ、俺達のことかい?俺たちは歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!そんな素晴らしい事に携われ誇りに思ってるよ!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また歩き始めました。』

例え話しとして同じレンガを積む仕事をしている人でも目的や意識が違えば取り組む姿勢や熱意が変わる事を教えてくれるお話しです。
嫌々行っているのか、お金の為に行っているのか、もっと大切なモノのために行っているのか。
自分の仕事の目的や何のために行っているのかを考えることは顔を上に向けるキッカケとなるのかもしれません。

大阪 想生堂

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