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2023.01.13

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視点をかえてみる。

本日は生前整理のため群馬県にお伺いしました。
お片付けするものが少し珍しいモノでしたので、関西の弊社にご依頼がありました。
車で関西から群馬へ向かう道中、碓氷峠に差し掛かりました。
峠は積雪しており、なれない雪道を安全運転しながら、この碓氷峠にまつわる有名なお話を思いだしました。

二人の商人のお話をです。
昔、近江の商人と他国の商人が、二人で一緒に碓氷峠を登っていた。
焼けつくような暑さの中、重い商品を山ほど背負って険しい坂を登っていくのは、本当に苦しいことだった。
途中、木陰に荷物を下ろして休んでいると、他国の商人が汗を拭きながら嘆いた。
「本当にこの山がもう少し低いといいんですがね。世渡りの稼業に楽なことはございません。
だけど、こうも険しい坂を登るのでは、いっそ行商をやめて、帰ってしまいたくなりますよ。」
これを聞いた近江の商人はにっこりと笑って、こう言った。
「同じ坂を、同じくらいの荷物を背負って登るんです。
あなたがつらいのも、私がつらいのも同じことです。
このとおり、息もはずめば、汗も流れます。
だけど、私はこの碓氷の山が、もっともっと、いや十倍も高くなってくれればありがたいと思います。
そうすれば、たいていの商人はみな、中途で帰るでしょう。
その時こそ私は一人で山の彼方へ行って、思うさま商売をしてみたいと思います。
碓氷の山がまだまだ高くないのが、私には残念ですよ。」
一つの事実を見ても、視点を変えれば別の捉え方があります。
坂道を登る行動一つでも、いやいや登るのか、それとも、もっと高い山でもチャンスととらえて登る決意をするのか。
自分の考え方次第です。
「ピンチ」ととるか「チャンス」ととるか。
自分の運命を変えてしまうのは「自分の考え方」ですね。
そんな事を考えるキッカケを頂いたご依頼でした。

皆様も今ある悩みをピンチととるか、チャンスととるか…。
弊社は関西拠点ですが、ご依頼があれば喜んで全国にお伺いします。

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