コラム

心書Vol.211

【色々な距離で】

以前美術館で印象派の展覧会を拝見しました。
誰もが教科書などで見た事の有る作品などがございました。
クロード・モネなど印象派の画家が描く作品は近くで見ても、何が描かれているのかわからない作品が多くあります。
後ろに下がり離れた場所から見て、初めて何を描写しているのかがわかります。

これは物事と同じだな。と感じます。
問題事や悩み事もそうですが、その渦中に居れば、何がどうなっているのか、何が問題なのか見えないことがあります。
しかしそれも少し離れた場所から見ると何が問題なのか、どこの糸が絡まっているのか、よく見えることもあります。
物を見る時、適切な距離があるのかと思います。
時には自分が動き、近づいたり離れたりして物事を見つめる大切さを感じました。


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