コラム

心書Vol.209

【弱さ】

古代ギリシャにスパルタという国がありました。
この国の兵士はとても強いことで有名でした。　

ギリシャ全土を支配しようとしたスパルタの国王は、さらに国力を強くしようと、弱く産まれた子、病気の子などを郊外に連れて行き捨て、徹底して排除したそう。
こうすれば自然と強い兵士しか残らない…。と

その結果どうなったのか。
古代ギリシャの国々の中でスパルタ国は一番最初に滅びました。

弱さは強さであり、弱さがあるからこそ、必死で考え工夫し、強くなっていきます。弱さがあるから人間は強くなれます。

私たち人間は何も持たなければ、サメや熊、ライオンには敵いません。
しかし自分の弱点や弱さを知る事で知恵が生まれ道具や火を使うようになりました。

弱くたっていいのではないでしょうか。
その弱さを認め、向き合う事で本当の強さが生まれるのかもしれません。


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