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2023.11.02

心書

心書Vol.204【個性】

心書Vol.204

【個性】

若い方の考えがわからず困っている。
と経営者さんからご相談をお受けしました。

弘法大師空海の言葉に
『良工の材を用うる、その木を屈せずして厦を構える。聖君の人を使う、その性を奪わずして所を得さしむ。』〔性霊集〕
とあります。

良き工人が材木を用いるときは、木の曲直にしたがい、無理する事なく大きな家を造る。
聖君が人を使うにあたっても、同様にその人の性質を奪うことなく、その人に合った地位や仕事を与える。という意味です。

人にはそれぞれ個性があり、得意不得意が異なります。
それをしっかりと観察し、見抜くことが管理者として大切なことではないでしょうか。
社員さんの事をあまり知らずに、理解できない。という経営者さま、意外と多いように思います。
まずは相手を知ること、知ろうとすることからはじめてみてはいかがでしょう。とご助言いたしました。


大阪
想生堂

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