コラム

心書Vol.158

【傷ついた心】

先日アイルランドで行われた子ども達の体操競技大会で表彰式の際、一列に並んだ子どもたちが一人ずつメダル授与される際、黒人の子どもにだけメダル授与が行われなかった。
というニュースを目にしました。

メダル授与を担当した、職員は意図的ではなかった。と釈明しましたが、その後、その子にメダルが渡されたる映像は無く、ミスであったとしても許されるものではない。本当にミスであれば、その場で不自然に残ったメダルに疑問を持たなかったのか、と感じました。

他の選手たちと同様に精一杯努力し、練習を行い大会に出て結果を出し表彰台に上がる事が出来た児童に対し、大人の行動として、間違っていると私は思います。
自分だけメダル授与を拒否された子どもはどんな気持ちだったか。考えると胸がいたみます。

子どもの頃にそういった深く傷ついた子どもの心は癒えるのに時間を有します。
スポーツ界のみならず、どの世界においても私は人種差別は絶対にあってはならない。と強く思いました。