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2023.09.12

心書

心書Vol.152【視点を変えると】

心書Vol.152

【視点の変えると】

金子みすゞさんの『大漁』
という詩がございます。

朝焼け小焼だ 大漁だ
大羽鰮の 大漁だ。
浜は祭りの ようだけど
海のなかでは 何万の
鰮のとむらい するだろう。


獲る側の人間と獲られた魚たちの目線両側が描写された詩で考えさせられるものがあります。

数年前、ある広告の賞でグランプリになった作品で泣いた子どもの赤鬼の絵と共に『ボクのおとうさんは桃太郎というやつに殺されました。』
と描かれた作品を思い出しました。

物事も視点を変えれば必ず「めでたしめでたし」では無いということを感じます。

必ず相手の目線、立場になり考えるという気持ちを忘れずに生活を送りたいものです。

想生堂

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