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2023.08.01

心書

心書Vol.110【原石】

心書Vol.110

【原石】

光り輝くダイヤモンドも、ルビーもサファイアも原石のうちは、値打ちはあるのかもしれないが、何の役にも立たない汚れた石です。
それを硬い砥石やヤスリをもって、削って、ぶつけて、磨いて、やっと輝く石になる。

私たちも同じ、あちこち頭をぶつけて、周りから叩かれて、真の輝きが放たれるのではないでしょうか。
自分色に光り輝く為には、まず困難という砥石をもって削られ、磨かれ、カドが無くなり丸くなり、ピカピカ輝くのだと思う。
光り輝くダイヤモンドが魅力的に見えるように、磨かれた人の心もまた美しいものです。

人とぶつかる事を恐れてはいけない。
周囲すべては自分を磨いてくれる砥石のようなもの。
自分より硬いものと、ぶつからないと自分は磨けない。
ついつい自分より柔らかいものを選んで、ぶつかりに行ってしまうけれど、それは意味のない事、相手にとってはこちらが成長の砥石となるが、自分は汚れを増やすだけ。
勇気をもって自分より硬い相手にぶつかりに行きたいものです。

想生堂

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